出張JUIカンファレンス in Adobe MAX Japan 2009 を開催しました
昨年5月に開催したThe JUI 2008 Tokyo の第二弾として
『出張 JUI カンファレンス』を先日、1月30日に開催したので(遅れたけど)ご報告。
JUI は、JavaScript のユーザインターフェース技術に関するカンファレンスで、
今回は Adobe MAX Japan 2009 内の1セッションとしての出張開催となりました。
(※2009.02.25 追記:各発表資料へのリンクを追加しました)
Adobe のカンファレンスなのに、JavaScript ネタのみのセッションという
挑戦的な内容を受け入れてくださった、太っ腹なアドビさんに感謝!
とはいえ、MAX の来場者はいつもの Shibuya.js 系の来場者とは構成が違うので
冒頭は、川崎から概論として『2008年 JavaScript 業界10トピックス』と題して
Adobe さんと絡めた JS 関連の話題を紹介させてもらいました。
みんな、昔は MM_swapImage とか書いてたと思いますが、あれからもう10年なんですね。
続けて、従来の JavaScript の枠を超えた最新ネタを第一人者の皆さんから紹介いただきました。
yukoba さん "Flash Playerの作り方"
⇒ Flash Player 互換プレーヤを独自実装する場合のポイントと、JIT 高速化ネタ。
gyuque さん "JSplash"
⇒ Flash Player 不要・JavaScript のみで実用速度で動く驚愕の互換プレーヤ。
事前に ActionScript を JavaScript にコード翻訳しているのがキモ。(資料)
moriyoshi さん "JavaScriptで音合成"
⇒ JavaScript で .wav ファイルのバイナリデータを生成して、data scheme 経由で再生する新技。
準リアルタイムで、サーバ不要・ローカルのみでシンセサイザーが作れる。
唄ったり、喋ったりもそのうちできそう。同じ仕組みで エクセルファイル も作れる。
amachang さん"JavaScript でも 3D くらいできるさ!"→"DOM パフォーマンスチューニング"
⇒ Amachang の新プレゼンツールが登場!
以前、川崎も画像のスライスした 3D で回転 をやりましたが、
今回のプレゼンツールは canvas なので、文字なども回転します。
プレゼン資料が公開されてないものの、IE はもとより、通常の Firefox/Chrome などの
ブラウザでは見られない(Nightly とか最新版が必要)ので、まぁいいか。
資料が公開されました!↑
今回のようなイベントを通して、Shibuya.js みたいに高い技術レベルで“アホ”なところに
マジメに取り組んでいる JavaScript 開発者がいることを多くの方に知ってもらえれば。
JUI のセッション終了後、スピーカー陣は Spark project のセッション へ。
どれも興味深いですが、中でも saqoosha さんの FLARToolKit には参りました。
『プレゼンの中でデモをする』のでなくて、『デモの中でプレゼンする』新しいやり方。
全編、カメラに映して AR(Augmented Reality=拡張現実)中で発表を行います。
ライブラリの FLARToolKit も、Spark project で公開しているとのこと。
デモも驚きでしたが、何より我々がショックだったのは、リアルタイムの画像認識。
JavaScript は 3D 描画も音声合成もできても、たぶん画像認識はまだまだ難しい。
例えば、外部に HTTP 対応のウェブカメラを繋げても、バイナリファイルを取得して、
JPEG 形式を展開して、リアルタイムに画像認識するのは、JS にはムリかな。
JIT・canvas の高速化で用途が広がっている JavaScript ですが、まだ実現できない
課題を見せ付けられて、我々は、強い敗北感に打ちのめされたのでした。。。
⇒ つづく・・・
『出張 JUI カンファレンス』を先日、1月30日に開催したので(遅れたけど)ご報告。
JUI は、JavaScript のユーザインターフェース技術に関するカンファレンスで、
今回は Adobe MAX Japan 2009 内の1セッションとしての出張開催となりました。
(※2009.02.25 追記:各発表資料へのリンクを追加しました)
Adobe のカンファレンスなのに、JavaScript ネタのみのセッションという
挑戦的な内容を受け入れてくださった、太っ腹なアドビさんに感謝!
とはいえ、MAX の来場者はいつもの Shibuya.js 系の来場者とは構成が違うので
冒頭は、川崎から概論として『2008年 JavaScript 業界10トピックス』と題して
Adobe さんと絡めた JS 関連の話題を紹介させてもらいました。
みんな、昔は MM_swapImage とか書いてたと思いますが、あれからもう10年なんですね。
続けて、従来の JavaScript の枠を超えた最新ネタを第一人者の皆さんから紹介いただきました。
yukoba さん "Flash Playerの作り方"
⇒ Flash Player 互換プレーヤを独自実装する場合のポイントと、JIT 高速化ネタ。
gyuque さん "JSplash"
⇒ Flash Player 不要・JavaScript のみで実用速度で動く驚愕の互換プレーヤ。
事前に ActionScript を JavaScript にコード翻訳しているのがキモ。(資料)
moriyoshi さん "JavaScriptで音合成"
⇒ JavaScript で .wav ファイルのバイナリデータを生成して、data scheme 経由で再生する新技。
準リアルタイムで、サーバ不要・ローカルのみでシンセサイザーが作れる。
唄ったり、喋ったりもそのうちできそう。同じ仕組みで エクセルファイル も作れる。
amachang さん
⇒ Amachang の新プレゼンツールが登場!
以前、川崎も画像のスライスした 3D で回転 をやりましたが、
今回のプレゼンツールは canvas なので、文字なども回転します。
ブラウザでは見られない(Nightly とか最新版が必要)ので、まぁいいか。
資料が公開されました!↑
今回のようなイベントを通して、Shibuya.js みたいに高い技術レベルで“アホ”なところに
マジメに取り組んでいる JavaScript 開発者がいることを多くの方に知ってもらえれば。
その後・・・
JUI のセッション終了後、スピーカー陣は Spark project のセッション へ。
どれも興味深いですが、中でも saqoosha さんの FLARToolKit には参りました。
『プレゼンの中でデモをする』のでなくて、『デモの中でプレゼンする』新しいやり方。
全編、カメラに映して AR(Augmented Reality=拡張現実)中で発表を行います。
ライブラリの FLARToolKit も、Spark project で公開しているとのこと。
デモも驚きでしたが、何より我々がショックだったのは、リアルタイムの画像認識。
JavaScript は 3D 描画も音声合成もできても、たぶん画像認識はまだまだ難しい。
例えば、外部に HTTP 対応のウェブカメラを繋げても、バイナリファイルを取得して、
JPEG 形式を展開して、リアルタイムに画像認識するのは、JS にはムリかな。
JIT・canvas の高速化で用途が広がっている JavaScript ですが、まだ実現できない
課題を見せ付けられて、我々は、強い敗北感に打ちのめされたのでした。。。
⇒ つづく・・・
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