電源要らずでラジオが聴ける!鉱石ラジオを作ってみた
先日、愛宕山にある NHK 放送博物館 で見た「さぐり式鉱石ラジオ」に触発されて、
秋葉原でゲルマニウムダイオードを買ってきて、鉱石ラジオ を作ってみました。
なんと電源不要でラジオが聴けるという謎の仕組み。戦前は結構使われたらしい。

無事に完成した様子。AM 594KHz の NHK ラジオ第一が聞こえました!
音量は大きくはないですが、確かに電波の力だけで音が聞こて、何とも不思議です。
電波を音に変換するアナログな仕組みに感動です。
<材料>
・並四コイル:500円
・セラミックコンデンサ(150pF):10円
(2/16変更 → バリコン:220円くらい+ダイヤル:70円くらい)
・ゲルマニウムダイオード(1N60):53円
・クリスタルイヤホン(クリップ付):370円
・小さめのクリップ付リード線(6本入):600円
『1N60』のゲルマニウムダイオードは、最近は入手困難という話もありましたが、
秋葉原駅近くの ラジオセンター 2F の東京科学無線電機や山長通商で売っていました。
それ以外の部品は、秋月電子 や 千石電商 などで手に入ります。
配線は、半田ごてを使わずに、手軽にクリップだけで済ませました。
コイルは、本では『μ同調器(AMラジオ用)』と指定されていましたが、
間違えて「並四コイル」という商品を買ってきてしまいました。
この並四コイルは、PVC ポリバリコン(MAX 260pF)と使うらしい。
組み立ててから気づいたが、上記の構成だけでは周波数の調整ができない…。
だから、たまたま NHK が聞けてるけど、他の局に調整できない状態。
ちゃんと部品を揃えれば、他の局も選べて、もっとよく聞こえるのかな。
とりあえず、NHK だけでも聞こえたのでラッキーでした。
(2/16 追記 → バリコンに替えたけど、結局、NHK しか聞こえなかった。
部屋の角のコンセントのアースに接続したら、だいぶボリュームが大きくなった!)
今回のようにゲルマニウムダイオードを使っても、「鉱石ラジオ」と言えるらしいですが、
本物の「さぐり式鉱石ラジオ」を再現するために、鉱石「方鉛鉱」も買ってきました。

メキシコ産で1,400円もしますが、見た目は「ちょっと輝きがいいかな」程度のただの小石。
「限定販売!他店では手に入りません!」との注意書き付で、思わず購入してしまいました。
これに安全ピンの針を立ててみましたが、結果は残念ながら失敗でした。
鉱石ラジオについては、RLC ゲルマ・ラジオの研究 のページが詳しいです。

こちら↑が NHK 放送博物館に展示されていた「さぐり式鉱石ラジオ」。
大正14年の品物。「当時の7割がこの型のものだった」とのこと。格好いいわあ。
放送博物館 は、他にも「イ」の字を映したテレビとか、日本で最初の TV アンテナなども展示されていて、楽しめます(入場無料)。東京タワーは夕陽を浴びてなんだか哀愁が漂います。
秋葉原でゲルマニウムダイオードを買ってきて、鉱石ラジオ を作ってみました。
なんと電源不要でラジオが聴けるという謎の仕組み。戦前は結構使われたらしい。

無事に完成した様子。AM 594KHz の NHK ラジオ第一が聞こえました!
音量は大きくはないですが、確かに電波の力だけで音が聞こて、何とも不思議です。
電波を音に変換するアナログな仕組みに感動です。
<材料>
・並四コイル:500円
・
(2/16変更 → バリコン:220円くらい+ダイヤル:70円くらい)
・ゲルマニウムダイオード(1N60):53円
・クリスタルイヤホン(クリップ付):370円
・小さめのクリップ付リード線(6本入):600円
『1N60』のゲルマニウムダイオードは、最近は入手困難という話もありましたが、
秋葉原駅近くの ラジオセンター 2F の東京科学無線電機や山長通商で売っていました。
それ以外の部品は、秋月電子 や 千石電商 などで手に入ります。
配線は、半田ごてを使わずに、手軽にクリップだけで済ませました。
コイルは、本では『μ同調器(AMラジオ用)』と指定されていましたが、
間違えて「並四コイル」という商品を買ってきてしまいました。
この並四コイルは、PVC ポリバリコン(MAX 260pF)と使うらしい。
組み立ててから気づいたが、上記の構成だけでは周波数の調整ができない…。
だから、たまたま NHK が聞けてるけど、他の局に調整できない状態。
ちゃんと部品を揃えれば、他の局も選べて、もっとよく聞こえるのかな。
とりあえず、NHK だけでも聞こえたのでラッキーでした。
(2/16 追記 → バリコンに替えたけど、結局、NHK しか聞こえなかった。
部屋の角のコンセントのアースに接続したら、だいぶボリュームが大きくなった!)
今回のようにゲルマニウムダイオードを使っても、「鉱石ラジオ」と言えるらしいですが、
本物の「さぐり式鉱石ラジオ」を再現するために、鉱石「方鉛鉱」も買ってきました。

メキシコ産で1,400円もしますが、見た目は「ちょっと輝きがいいかな」程度のただの小石。
「限定販売!他店では手に入りません!」との注意書き付で、思わず購入してしまいました。
これに安全ピンの針を立ててみましたが、結果は残念ながら失敗でした。
鉱石ラジオについては、RLC ゲルマ・ラジオの研究 のページが詳しいです。

こちら↑が NHK 放送博物館に展示されていた「さぐり式鉱石ラジオ」。
大正14年の品物。「当時の7割がこの型のものだった」とのこと。格好いいわあ。

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